くすの木歳時記

春の嵐・・・

 ようやくインフルエンザが下火になってきたかと思えば、スギ花粉に加えて黄砂、PM2.5・・・ 相変わらず屋外作業には厳しい日々です。 私事、今日は拙院の休診日。 久しぶりの休日の晴れ間でしたので、「花粉、黄砂、PM2.5 すべて注意」の指摘で、案の定、空は完璧にかすんで視界不良のなか、院長、どうしても今の時期にやらねばならない屋外作業が・・・
 「さぎ草」の植え替え。 昨年の9月の「歳時記」、覚えておいででしょうか? 七山から届く「さぎ草」。 今が植え替えのシーズンなんです。 いろいろ試してみたのですが、結局、七山から送られてくるように、「みずごけ」が一番だという結論に達しました。

       去年の夏の様子           → → →  で、一冬過ごすとこんな感じ。                          
                                 
     ひっくり返すと、新しい球根からはすでに発芽! ごめん、ちょっと遅かった?! で、丁寧に新しい球根を取り出して・・・ こんなにたくさんです!  水でもどしたみずごけに植えて終了。   
  あとはひたすら毎日水やりで、 「お願い、この夏も咲いてねっ!」と祈る(笑)。
      
                                                            
 

 ところで、この冬のインフルエンザ、当初は佐賀が全国一の発症率。でも本当にそうなのかなぁ・・・ ここからはあくまで院長の私感なのですが、佐賀が検出率が高かったということなのではと・・・  
 「インフルエンザは高熱」というのは、過去の病識ではないかと思うのですね。実際、微熱の患者さんも多いのです。たぶん、近年の予防接種の普及のおかげかと。感染しても症状が軽くてすむケースが多いのではないでしょうか。

 よく遭遇するのが、「昨夜38°くらい熱があったけど、朝になったら自然に解熱してて。でも夕方からまた発熱」 「インフルエンザかもよっ!」「えっ、まさか~」で、検査したら「ほら、ビンゴっ!今日、出勤したの?!」「だって、熱下がってたし・・・」「う~ん、撒いたね・・・」  

 そんなで、拙院では 「熱のわりに、関節痛、頭痛、悪寒、だるさなどの症状がひどい時は、インフルエンザの可能性を考えて!」と、言ってます。 実際、来院時に37°くらいの微熱ともいえない状況で、検査するとあっという間に陽性に出るケースもたくさん。 当地の皆さんは、意識が高くて、微熱であっても 「インフルエンザの検査を」と来院される方が多いのでは。  でも、やっぱり「インフルエンザは高熱のはず」で、「いくらなんでもこれくらいの熱で」と出勤、登校、登園してしまい、結果、インフルエンザの流行につながるのではないかと・・・ 流行シーズンが、受験や幼稚園のお遊戯会、卒園式、卒業式などのシーズンと重なってしまうのも、せつないのですが・・・

 3月6日の「啓蟄」(土中に冬ごもりしていた虫が春の到来を感じて地上へ這い出してくる、という意味らしい)過ぎて、3月21日で「春分」。 これから6月21日の「夏至」までは徐々に昼の時間が長くなりますね。 同時に、次の、ヒノキ花粉、これから全盛の黄砂にPM2.5・・・ 屋外は大気が危険ではありますが、やはり、四季のはっきりしている日本に住んでて、この季節、お子様は屋外で思う存分・・・ 悩ましいお母様方も多いかと。 これまた私感ですが、いわゆる「情緒形成」のためには、ある程度、例えば「鼻水たらして」も仕方ないかなと・・・ それを放置せず、ちゃんとフォローして、元気に遊ばせて頂きたい、ってのが本音です。
 頑張ってね! パパ・ママたち! 応援してま~す。